tuneの日記

アジャイル開発、組織変革、マネージメント、ファシリテーションについて学んだことの記録

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年11〜12月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事

社内でアジャイル開発を議論するSlackチャンネル #tech_agile に見かけた良記事をよく放流しているのですが、社外向けでも需要があるかもなと思い試しに公開してみます。この記事は第2弾です。 2020年9〜10月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事 - tun…

Spotifyモデルに取り組んでいる国内事例一覧

Photo by sgcdesignco on Unsplash Spotifyが2013年に発表した組織形態 "Spotifyモデル"を採用している公言する事例が増えてきたなと感じているのでまとめました。公開されている資料をベースにまとめていますが、「うちもやってるよ!」というところがあれ…

登壇ネタを考えるコツ

この記事はScrumFestSapporo2020 Advent Calendar 22日目の記事です。 adventar.org はじめに 外部登壇を増やして行こうと考え始めた2019年の中頃、Regional Scrum Gathering Tokyo 2020(以下RSGTと表記)にプロポーザルを出してみましたが結果は落選でした。…

アジャイル開発を支えるテクニカル面を掘り下げてどこかで話したい

この記事はAgile Tech EXPO Advent Calendar 2020 20日目の記事であり、こんな話ができるぞという売り込みでもあります。 adventar.org はじめに 2019年に「もっと外に出て発信・情報集めしないとダメだな」と認識を改め、勉強会やカンファレンスに出ること…

分散アジャイルチームについて考える会でスクラム開発におけるマネジメントの話をしてきました

2020年12月17日に行われた分散アジャイルチームについて考える会でスクラム開発におけるマネジメントの話をしてきました。 distributed-agile-team.connpass.com スクラムフェス大阪の話の続編であり、当時いただいた質問を元にRegional Scrum Gathering Tok…

YUMEMI.pm #1でGo To Eatキャンペーン立ち上げの話をしてきました

2020年12月10日に行われたゆめみ主催のプロジェクトマネージメント勉強会で「Go To Eatキャンペーン立ち上げ」時のプロジェクトマネジメントについて5分のLTを行ってきました。 yumemi.connpass.com 今年の半分以上をGo To Eatキャンペーンに費やしており、…

「スクラムマスターは真のリーダーである」によって生じそうな誤解

Photo by Markus Spiske on Unsplash はじめに スクラムガイドが更新されました。 変更について色々と考察・議論を見かけますが、個人としては「スクラムマスターは真のリーダーである」が引っかかっています。 スクラムガイド スクラムガイド2020のアップデ…

Agile Japan 2020でRettyの開発文化の変革の話をしてきました #agilejapan

はじめに Agile Japan 2020の公募に応募したのが確か2020年の初春。5月の物理開催がキャンセルされ、11月のオンライン開催となり、ついに参加が叶いました。 応募した頃は昨年のAdvent Calendarで取り上げたLeSSの導入事例をもう少し肉付けして話そうかと思…

スクラムフェス札幌 2020で「もりあがるスプリントレビューをしよう」という話をしてきました #scrumsapporo

はじめに スクラムフェス札幌2020で登壇の機会をいただき話してきました。 Regional Scrum Gathering Tokyo 2020で相談したスプリントレビューのやり方について改善を試行錯誤してみたまとめとなっています。 他所のチームはどんなスプリントレビューをして…

2020年9〜10月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事

社内でアジャイル開発を議論するSlackチャンネル #tech_agile に見かけた良記事をよく放流しているのですが、社外向けでも需要があるかもなと思い試しに公開してみます。有用そうだったらシリーズ化するかも。 ノウハウ・知見 リモートワークのノウハウ Agil…

Re: SmartHR 社内でスクラム勉強会を開催した話

tech.smarthr.jp 練習問題が面白そうだったので自分のブログに回答を載せてみます。 第二回:経験主義と透明性・検査・適応について Q: 経験的プロセス制御の実現において、なぜ透明性が重要なのでしょうか? また、透明性がある状態の具体例を教えてくださ…

「Clean Agile 基本に立ち戻れ」を読んで考えたこと

Clean Agile 基本に立ち戻れ作者:Robert C.Martin発売日: 2020/10/03メディア: 単行本 Clean Agileを読みました。 きちんとした書評は会社のTech Blogで公開予定のため、ここではボブおじさんの発言に対して個人的に感じたこと・考えたことを書き留めておき…

Shape Up - Basecampによるプロダクト開発ガイド

はじめに Basecamp社が公開しているプロダクト開発ガイド「Shape Up」の存在を知り読んでみました。 Basecamp社はプロジェクト管理SaaS Basecampの開発元で、以前は37 Signalsという社名でした。 Ruby on Railsの作者 David Heinemeier Hansson氏がCTOを務め…

スプリントレビューのやり方・オーバーオールレトロスペクティブのやり方 - LeSS Q&A

@yohtakuさんからLeSSのプラクティスをどう実践しているかに関する質問をいただいたのでブログにも転載しておきます。 1:バザー形式のスプリントレビューのやり方 tune.hatenadiary.jp Q: 1ヶ所に集まって、みんなでワイワイやるって感じですが、オンライン…

July Tech Festa 2020で組織に良い開発文化を植え付ける「Software Engineering Coach」という役割の話をしてきました

はじめに インフラエンジニアの祭典 July Tech Festa 2020で登壇の機会をいただき話してきました。今年のテーマが「Extend Your Engineering Life」ということで、自分のキャリア観についての話となっています。ひっそりTwitterなどのプロフィールは「Softwa…

Scrum Fest Osaka 2020でスクラム開発におけるマネジメント、目標設定・フィードバック・評価の話をしてきました #scrumosaka

はじめに Scrum Fest Osaka 2020で登壇の機会をいただき話してきました。 Regional Scrum Gathering Tokyo 2020の2日目基調講演を聞き、「普段自分がマネジメントで意識していたことが正しかったなー」と感じていたのですが、アジャイル開発/スクラム開発の…

リモートでアジャイル開発に取り組んでの変化

Photo by Anna Auza on Unsplash コロナウイルスの影響で自社でもリモート推奨・原則リモートで開発するようになり、3ヶ月が経ちます。 「どうリモートワークをしているか」の記事はよくみますが、「リモートでアジャイル開発をどう行っているか」に限定した…

Failed #SquadGoals を読んで

はじめに Spotifyモデルに反論する下記記事を読んで、いろいろと考えさせられるところがあり、記事の概要・考えたこと・守田さん(@wsfjp)・藤村さん(@aratafuji)と議論した内容をまとめました。 www.jeremiahlee.com Spotifyモデルと本記事の概要 「Spotify…

トヨタの製品開発: トヨタ主査制度の戦略,開発,制覇の記録

はじめに トヨタ マークⅡ 3代目の開発過程を綴ったドキュメントですが、冒頭に主査制度の説明があり、全編を通じて実例を交えて主査の働きを理解することができる本になっています。 車種ごとに社長よりも強い決定権限を持つ主査を置き、全てに責任を持たせ…

Re: Pull Request レビューの限界

はじめに 読んで色々と思うところがあったのでアンサーソングです。 note.com tl;dr; レビューはバグを見つけるための門番では無く、コード品質をよくするための仕組み。Pull Requestの形式にこだわる必要はない。 Pull Requestの位置付け 「目を皿のように…

帆船のふりかえり / Sailboat Retrospective

はじめに チームのふりかえりはいつもKPTを使ってしまいますが、Agile Talks vol.1で帆船のふりかえりというものを知りました。日本ではあまり聞きませんが、海外では割とメジャーみたいです。"sailboat retrospective"で調べると例がたくさん見つかります。…

大規模スクラム(LeSS)に取り組んでいる国内事例一覧

昨年自社(Retty)に大規模スクラムを導入した際、社内で「LeSSの国内事例は無いのか?」という質問をもらって困ったことがありました。LeSS実践者研修に参加したり、大規模スクラム本を読んだり、LeSS Studyに参加するなど学んでいる人はいたのですが、事例は…

耐えるコミュニケーションからの卒業

はじめに マネージャーとして多くの人と仕事をし、メンバーが伸び悩んでしまうパターンに「耐えるコミュニケーションに陥る」例が少なからずあるなと感じていました。自社イベントで話す機会があったのですが、同内容をブログでもまとめておきます。あらかじ…

Re: 最高のScrumキメた後にスケールさせようとして混乱した話

最高のScrumキメた後にスケールさせようとして混乱した話 from Arata Fujimura www.slideshare.net Regional Scrum Gathering Tokyo 2020の講演で「あの時こうしておけばよかった」という考えを教えて欲しいと講演で話されていたので自分の考えをまとめまし…

Regional Scrum Gathering Tokyo 2020に参加しました #RSGT2020

はじめに 2020.scrumgatheringtokyo.org 去年に引き続いて2回目の参加です。今年はスポンサーとして参加してきました。 スポンサーから見た話は会社のブログに書いたのでここでは個人的なメモを残します。 聞いてきた話など 基調講演が最高! Coplienさんの…

#RSGT2020 を楽しむために

はじめに いよいよ1/8(水)からRegional Scrum Gathering Tokyo 2020が始まります。 私も去年が初参加でしたが、今年も参加できることを楽しみにしています。 今年から会場が変わり、参加者数も増え、初めて参加される方も多いのだろうと予想しています。 自…