tuneの日記

アジャイル開発、組織変革、マネージメント、ファシリテーションについて学んだことの記録

アジャイル

スキルマップ

概要 複数チームで1つのプロダクトを開発する場合、開発対象であるコンポーネントでチームを分けるのではなく、各チームが複数コンポーネントを扱うことができ、単独で価値を提供できるフィーチャーチームを組ませる方が良い。 フィーチャーチームがうまく機…

Re: スクラムを大人数で運用したところ💩な結果になった。

はじめに スクラム導入の成功事例は近年よく目にするようになり、最近ではLeSS導入の事例も増えてきました。 でもLeSS導入の難しさを紹介した事例はこれまで見かけたことがなかったので、自分がプロダクトオーナー/スクラムマスター/アジャイルコーチの立場…

スプリントレビューでデモしにくい時 → 551メソッド

概要 youtu.be 「UIが無い」などスプリントレビューの参加者にスプリントの成果が見せにくいときのやり方。 成果が「あるとき」と「ないとき」を明確にすることで、何が変わってどのくらい価値が生まれたのかわかりやすくする。 ネタ元 t-and-p.hatenablog.c…

プロダクトオーナーはどこにいる?

概要 適切なプロダクトオーナーを見つけることはアジャイル開発の成功のために欠かせない。 自分たちの開発形態を踏まえ、正しいプロダクトオーナーを探す努力を続けること。 詳細 3つの開発形態とプロダクトオーナーがどこにいるか プロダクト開発(Product …

トラベラー

概要 開発者が他のチームへ移動、または複数のチームを渡り歩き、スプリントでの困りごとを解決したり、特定の技術や知識についてチームに伝える役割を果たす。 LeSS (Large Scale Scrum)の知識伝搬のためのプラクティスの一つ。 詳細 アジャイル開発では頻…

スカウト

概要 複数チームで開発を行なっていると他のチームが何しているのかわからなくなることが多い。 そこで偵察員(スカウト)を送り、情報を集めチーム間で必要な情報が共有されるようにする。 LeSS (Large Scale Scrum)の知識伝搬のためのプラクティスの一つ。 …

LeSS Conference 2018 New Yorkの発表資料

はじめに 9月にNYで行われたLeSS(Large Scale Scrum)のカンファレンス資料がどこかで見れないか、SlideshareやSpeakerDeckをずっと探していたけど、公式サイトで公開されていた。 LeSS Conference 2018 New York - Large Scale Scrum (LeSS) 左のサイドバー…

バックログアイテムの分割

概要 チームのアウトプットを安定させるには、取り組むバックログアイテムが適度な大きさになっていることが望ましい。しかし新機能の実装など長い時間・大きな工数を要する開発項目が出てくることは避けられず、分割して複数スプリントにまたがって開発を行…

テスト自動化のバックログを作る

概要 通常のバックログにテスト拡充を含めると優先順位付で新機能追加に負けてしまいがちである。そこでバックログそのものをわけ、並び替えの基準も「手動テストの工数を踏まえて自動化した時のメリットが大きいもの」を優先すると良い。 詳細 「塹壕より S…

チーム名をつける

概要 開発対象でチームを呼んでいると、チーム名に仕事が引っ張られるようになる。 詳細 機能・コンポーネント・ライブラリ名をチーム名としていると、開発対象が変化・拡大した時に混乱が生じます。 酷い場合はチーム名から類推される仕事をマネージャーが…

バグを毎日配る

概要 スクラムでスプリント区切りの開発をしているとスプリント期間中に見つかったバグの扱いに悩むことになる。 スプリント期間内で直す、プロダクトバックログにバグ修正をストーリーとして積み直すことが定石だが、各チームにあらかじめ割り振るという手…

コンポーネントコミュニティー & コンポーネントメンター

概要 複数チームで1つのプロダクトを開発していると、あるコンポーネントが特定の所有者を持たないことになる。 「事前に設計をやりすぎない」というアジャイル開発の進め方と合わさるとコンポーネントの設計がぐちゃぐちゃになる。 開発チームをフィーチャ…

複数チームでのスプリント計画

概要 LeSS(Large Scale Scrum)で行う、複数チームで1つのバックログに基づいてスプリント計画を立てる時のやり方。 詳細 第1部 プロダクトオーナー、チームの代表者1〜2名(スクラムマスターでなくてもよい)が参加し、どのチームが何のストーリーを担当するの…

スプリントレビューに定型質問を用意する

解説 スプリントレビューに招待された人がフムフム聞いてうなづくだけだったり、大人数で質問が活発が出ないときにあらかじめ汎用的に質問を考えておき見えるところに掲示しておく。レビュー後のディスカッションが盛り上がらなかった時にそれを持ち出して話…

LEGOにおけるアジャイル開発のスケールアウト(Planning as a Social Event)

概要 LEGOのデジタルソリューション部門における複数のスクラムチームの方向性を揃えるための2日間のイベント開催事例の紹介。 ネタ元はPlanning as a Social Event - Scaling Agile@LEGO。 詳細 2014年のLEGOでは会社トップの施策として年単位の計画や予算…

オープンスペース(オープンスペーステクノロジー)のやり方

オープンスペースとは 手軽な準備でディスカッションを開催することができるワークショップ。オープンスペーステクノロジーと呼ばれることもある。 参加者がトピックを提案し、ディスカッションが必要な課題を話し合う。参加者の当事者意識・主体性を引きだ…

アジャイル開発に使う文房具の使い方・選び方

模造紙の貼り方 対角線の上をなぞるように貼るとたわまないようになる。 ワークショップにおけるコツの研究(9)模造紙の貼り方 | 経験デザイン研究所 付箋 強粘着を買う 貼って・剥がしてを繰り返していると粘着力が落ちてくるので3Mの強粘着ポストイット一…

バックログ管理でデジタルツールを使わない方が良い理由

概要 JIRAとかRedmineとかVersionOneとかXXXとか。 プロダクトバックログはまだ良しとして、スプリントバックログは絶対に避けること。 拠点分散されていませんか ツールを強制されていませんか PCを向いて話すことになり、ミーティングでの雰囲気が悪くなり…

スプリントレビューを配信する

概要 複数チームでスプリントレビューを開催する際の解決策の1つ。 プロダクトオーナー、ステークホルダーを会議室に集め、チーム代表者が代わる代わるスプリント成果のデモを行う。この様子をテレビ会議システムなどを使って配信し、開発メンバはそれを視聴…

バザー形式のスプリントレビュー

概要 複数チームでスクラム開発をするときのレビューのやり方の一つ。 プロダクトオーナー、ステークホルダー、開発メンバが参加し、各ブースに自由に立ち寄ってスプリントの成果を確認し、ディスカッションを行う。 コツ 時間を区切り、ブースの説明員を変…

複数チームでのバックログリファインメント

概要 LeSS(Large Scale Scrum)で推奨されている複数チームでのバックログリファインメントのやり方。 詳細 LeSSは「基本スクラム」なので、定期的にリファインメントを実施し、直近数スプリントのバックログの見通しがつくようにしておく。 1. Overall Produ…

Spotify Rhythm - Spotifyはどのように開発方針を揃えているのか

概要 Spotifyモデル(2013)では開発体制について説明がされているが、開発方針は各チームにいるプロダクトオーナー(PO)が連携をとって調整する程度しか触れられていない。 2016年のAgila Sverige(=Agile Sweden)でHenrik Knibergが講演した資料には開発方針の…

スプリントの切れ目を週中に持ってくる

スケジュールを考える 解説 スクラムのスプリントを1週間/2週間区切りに設定するとついつい月曜始まり〜金曜終わりにしてしまうが、スプリントの切れ目は週の中(火〜木)に持ってくる方が良い。 金曜日は気が抜けてしまいがち 月・金に打ち合わせを入れない方…

LeSS (Large Scale Scrum)

LeSSとは 概要 実践のためのガイド(少しずつ書き足しています) 参考情報 動画 書籍 Web 採用例 LeSSとは スクラムをベースとした複数チームで1つのプロダクトを開発する"大規模アジャイル開発"の方法論。 開発に関する決まりごとを少なくすることで開発の効…

Spotifyモデル

Spotifyモデルとは 2013年頃のSpotify社のアジャイル開発体制を指して使われる用語。 概要 「分隊(Squads)」:プロダクトオーナーと開発メンバからなる。リーン開発のアプローチをとる。製品の一機能を担当する。 「部隊(Tribe)」:複数の分隊からなる。ミュ…