Butterfly Effect #1 に行ってきました
Butterfly Effectとは?
「すごい人が話を聞きたい人の話はすごいはず」 という発想で、毎回違ったゲストを呼んでパネルディスカッションをするというイベント。
の1回目に行ってきました。ブログ枠での参加でしたので、楽しかった記録を書き留めておきます。 笑っていいとも!のテレフォンショッキングを模した構成になっており、初回ゲストは最近チーム転職で話題となった及部さんでした。
以下当日のレポートです。
聴衆のヒアリング
今日はプロレスとのことでマスクをかぶった入場でした。
ざっくりまとめるとこんな属性の方々が集まったようです。
- エンジニアが多い
- 及部さんを知らない人は8人
- 転職話を聞きたい人が多い
及部さんの自己紹介
なぜ今日はプロレスだと思ってきたかというと、攻めと受けがあるからだそうです。いい話を聞いて、いい質問をしてほしい。
- 受け:聞く:インプット
- 攻め:話す:アウトプット
パネルディスカッション
Sli.doの方が多かった気がしますが、こんなものも用意されれていました。
Q: 転職の経緯は?
A: 仕事の切れ目が2019年4月にあった。 面白そうだなと思って社内外含めて提案を投げてみた。 結果チーム転職できた。
Q: 転職の理由は?
A: 前の会社が嫌で転職したわけではない。人事のヒアリングにもそう答えた。 面白そうなオファーをもらった & 10年でちょうど良い区切りだと思った。
Q: どのくらいオファーきた
A: 数は覚えていないがカンバンで管理していた。TODO / DOING / DONE / PRAY(お祈りorz) チーム転職をGithubで書いていたので、Issueを作ってオファーしてくる会社もあった。
Q: 決め手は?
A: 一番読めなくて、公表したときに面白そうな所を選んだ。裏ではチームで相談している。 及部さんが愛知県出身なのでデンソーのことは以前から知っていた。
Q: チームで企業という考えは?
A: チーム内で熱い想い・プロダクトオーナーシップを持っている人がいたらやったかも。今回は誰かと組んでやりたかった。
やめるときに全社にメールを送ったら面識のない人から「楽しそうにやっているなと思っていました」と返信があった。 何でも楽しもうとしている。
楽しい・楽しくないの2択だと批評家のようになってしまう。 「楽しむ」だと自分でなんとかする余地が生まれ、なんでも楽しめるようになるのでは。
Q: やばい上司の対処法がある?
A: 上司に遠慮はしていない。1on1で上司の相談に乗る。
初めての上司と会うときは理想の上司・部下の関係を考えて、入り方に気をつける。 自分が上司の下に入ろうとすると、上司も上からなんとかしようとしないか。 対等にコミュニケーションを取ったほうが良い関係が築ける。
Q: 今日はなぜ獣神サンダー・ライガーなのか?
A: 今年はライガー推し、来年引退するから。
Q: チームメンバーに及部さんを評価してほしい。
A: チームに被害が出ないようにマネージャーとしてうまくやってくれていた。一緒に仕事しやすい環境を作ってくれる。
Q: 目標としている人は?
A: たくさんいる。尖ったスキルを持つ人をそれぞれ評価して学びたいと思っている。 あとはプロレスラーの棚橋弘至。何かを長く支えている人は自分にない部分だと感じて尊敬している。
Q: いいPOの定義は?
A: あるプロダクトのことが大好きな人と仕事をしたときは背中を預けるような働き方ができてよかった。
Q: マネージャーとしてのファイアウォール話
A: リファクタリングに近い。上司とのコミュニケーションパスを疎結合にする。
Q: 上司からのマウンティングはなかったのか?
A: された経験あり。やられたらやり返すw 2〜3年目に「やめてもいいや」と思うようになり、そこから色々やり始めることができた。ダメなら転職しようと。 何かの発表で社長いじりをしたことがあったが、意外と何もなかった。壁を作っているのは自分なのではないか。
Q: 男性の育児休暇
A: 育児は仕事の比じゃないほど不確実性がある。割り込みが多い。育児は3時間スプリントでスプリント期間が毎回変わる。
Q: 及部さんの1日/休日の過ごし方
A: 家事が多い。平日できないので。あと筋トレ。
Q: アジャイルリーダーサミットで敢て否定したアジャイルプラクティス
A: モブプロを初めて作業分担が当たり前だと思っていた先入観が壊れた。今の当たり前ももっと良いやり方があるかもしれない。 チーム固定化 → 気軽にいいチームが作れたらもっと良いよね。 普段からいいと思っているものを挙げ、斜に構えて批評するやり方は取り入れてみてもいいかもしれない。
型を学ぶとそれが良いと思ってしまうことがよくある。 もっと改善する、もっと上を目指すということを忘れてしまう。
Q: 一番楽しかったこと、これから楽しみなこと。
A: MaaS、自動運転の世界をなんとかしてやりたい。
次回のゲスト
ライバルでもあり、友達でもある。@kyon_mmさんだそうです。
感想
今年の頭ぐらいから勉強会の立ち上げを色々と悩まれて準備されていたのだなと感じる会でした。 次回はこれから調整とのことですが、ここから始まった輪が予想外の広がりを持っていくと良いですね。