テスト自動化のバックログを作る
概要
通常のバックログにテスト拡充を含めると優先順位付で新機能追加に負けてしまいがちである。そこでバックログそのものをわけ、並び替えの基準も「手動テストの工数を踏まえて自動化した時のメリットが大きいもの」を優先すると良い。
詳細
「塹壕より ScrumとXP」の著者Henrik Knibergが執筆当時に戻れるなら「次はこうするかな」という施策に含まれているひとつ。
「単体テストを書くこと」はDONEの定義に含めることが多いが、「結合テストを用意すること」や「結合テストツールを改善すること」まで考慮したスプリント計画を立てられるチームは少ない…はず。テスト自動化に関するバックログは本来のバックログを分けることで、スプリントごとに一定の工数を割きやすくなる。(より正しくは、工数を割くことを忘れないようになる)
並び替えの基準もPOの気持ちで並び替えるのではなく、「手動テストの工数を踏まえて自動化した時のメリットが大きいもの」を優先すると費用対効果が高くなる。