tuneの日記

アジャイル開発、組織変革、マネージメント、ファシリテーションについて学んだことの記録

クリエーションラインさん主催の「アジャイルプラクティスガイドブック」ABD読書会に参加してきました

こんなイベントでした

creationline.connpass.com

2023/7/11にクリエーションラインさん主催の勉強会 CLMeetup の企画として、Active Book Dialog読書会に参加してきました。書籍発売日が7月20日なので参加者全員が読んだことがない状態です。刊行前のゲラを入手して行うというなんともアグレッシブなイベント! 無茶そうな企画も勢いで通してしまうクリエーションラインさんのこういうところ好きです。

またこのイベントはオフラインのABD会だけでなく、オンライン枠もあり、監修の川口さん・松元さんとクリエーションラインのJ.K.さんが「著者・監修者のぐっときたプラクティス」をラジオ的に紹介してくださいました。この様子はYouTubeで公開されています。

監修のラジオを聞いての感想

動画のネタバレを少しすると、まず川口さんの推しプラクティスが「ログ(およびダッシュボード・運用)」でした。プロダクトはリリースしてからが本番と分かっていても、ついつい後回しにしがちです。書籍ではコラムを11篇寄稿いただきましたが、マイクロソフトでAzure・クラウドサービスの開発に携わる牛尾さん・河野さんが寄稿してくれたログ・ダッシュボードでした。コラムのテーマをこちらから指定したわけではないので、本当に大事だと考えていて伝えたかったことなのだと受け取っています。

また松元さんの推しプラクティスは「コードの共同所有」でした。昔話が語られていましたが、昔はコードを簡単に共有する術がなく、エンジニアごとに担当するソースコード(モジュール)があり、それぞれが独自のバージョン(ブランチ)を持っているのが不思議でない状態でした。Subversionが登場し、GitHub/GitLabが登場し、開発基盤としてのコードの共同所有は今では当たり前になりました。それでも意識として担当コードを作ってしまうことがあるかもしれませんので、書籍を読んだ人がコードの共同所有の理解を深めてくれると嬉しいです。