LeSS Study atama plus 事例講演
LeSS Studyが2021年にオンライン移行してからの第2回。atama plusさんの事例共有会がありました。
講演中に気になったこと、質問して回答をもらったことのメモ
LeSS導入前に社内で話し合いを結構した。
Q: どのくらい話し合った? → A: 3時間/日を5日ぐらい Q: どんなことを話し合ったのか? → A: 「LeSSを導入したらどう変わる?」「LeSS体制でのメンバーのスプリント内での振る舞い方とか」
LeSS移行時に開発を止めてみんなでLeSSを勉強した。
Q: どのくらい勉強したのか → A: 2週間
LeSS移行後の変化 - 移行前はPO3人体制→移行後は1名 - チームに求められるレベルが上がった。
問題点 - LeSS導入でPOが忙しくなった結果、Discoveryフェーズに関われなくなってしまった。 - → BX(Business Experience)という職種を導入 - POの代わりにDiscoveryに協力 - 複数チームでのバックログリファインメントに時間がかかり不評に - 得られるアウトカムが少ないものはチームを決めて1チームリファインメント & 開発に倒した
感想
議論を重視する文化があったからか、議論時間が無駄に増えてしまったのかも。
- Rettyではリファインメントの人数を減らし、信頼してもらう方向に倒している
- atama plusのリファインメントは10〜20名で、そのうち8人ぐらいが議論する感じらしい
LeSSを導入する問題背景が全社で揃ってなさそう
- Rettyの場合は「ミッション間の根回し」が1番の課題だった (参考 Rettyの開発組織をぶっ壊して、LeSSを導入した話をPO視点で書きました|のぐちひろき|note)
- 「開発効率が上がる」ぐらいの意識だと、LeSS導入過程でパフォーマンスが落ちる(新しい領域をチームが学習している)ことに耐えられないことはありそう。
大規模スクラム Large-Scale Scrum(LeSS) アジャイルとスクラムを大規模に実装する方法
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