社内でアジャイル開発を議論するSlackチャンネル #tech_agile に見かけた良記事のまとめです。この記事は第4弾です。
- 2020年9〜10月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事 - tuneの日記
- 2020年11〜12月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事 - tuneの日記
- 2021年1〜2月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事 - tuneの日記
ノウハウ・知見
スクラムで回す開発の実際の話
ここが好き
より良いものを作るために、プロダクトマネージャーと開発者が話をした方がいいなら、手を止めるのを気にしない。
ただ、全員が話をすると時間を持っていかれすぎちゃうから、代表で1人が話をするくらいがいいかな。その人が「他のメンバーの意見も聞いたほうがいいな」と思ったら、みんなに聞く。くらい。これは開発者を代表するくらいのスキルが必要なので、テックリードというロールの人がやる。
サービスの運用による突発対応は、あるものとして考える。突発対応が入ったらデイリースクラムでチームとしての動きを話し合う。「今日は突発対応を優先させるから、別のチケットの作業を止める」みたいなの。もし日中に緊急のものが入って次の日のデイリースクラムまで待てないって場合は、テックリードが開発者を集めてチームとしての動きを話し合う。
専門チームは他にも色んなチームとやり取りをしているから、そのようなチームとのやりとりはスプリントをまたいでやることになる。それも全然気にしない。 組織の活動も後輩の育成も楽しい。
大切にしてるのは、そういうのも全部ひっくるめたうえで開発できるものが、自分たちの健全なスピードなんだなって受け止めること。
リソース効率とフロー効率
細く長く開発続けるのやめたいねーという社内の話から
www.slideshare.net
Whole teamという考え方
勇気をもって質問する。分かるけどまだまだできてない時あります
角を立てない質問の仕方
「ちょっと自分の理解が追いつかなくなってしまったんですけど〜」とか「混乱してきたので自分の頭を整理したいんですけど」って枕詞につけるという話でしたー
— aki.m (@Aki_Moon_) 2021年3月11日
自分はメンバーの感情が過剰に気になってしまうので、誰も傷つけない言い回しで凄い役立っています
Working Agreementでは下限も話し合うと良いのでは無いか?
チームのWorkingAgreementの話。「こういう風にしようね」てのはよく話す合うやろうけど「これはないな」みたいな下限的なものも話し合うと良いと思う。理想はいくらでも話し合えるし、やっていく中で変わっていくことが多い。それに比較すると下限はそこまで変わらない印象がある
— yoh nakamura (@yohhatu) 2021年3月11日
夕方にやる短いミーティング→「帰りの会」
弊社でも帰りの会いくつかできました。
チームラーニング
どういう生活リズムか、強み・弱み、コミュニケーションは話すのが良いかテキストが良いか、MTGに対してのスタンスなど具体的な質問をチームで共有することで働きやすい環境づくりを目指すチームラーニングというプラクティス
ホワイトボード(Miro)の使い方工夫
テンプレートを作ると「いきいき」しないよねという学び
スクラムマスターのキャリアを考える上で、ぜひ立ち止まってやってほしいエクササイズ
他社事例
atama plusのLeSS事例
自分の感想
- 議論を重視する文化があったからか、議論時間が無駄に増えてしまったのかも。
- Rettyではリファインメントの人数を減らし、信頼してもらう方向に倒している
- atama+のリファインメントは10〜20名で、そのうち8人ぐらいが議論する感じらしい
- LeSSを導入する問題背景が全社で揃ってなさそう
- Rettyの場合は「ミッション間の根回し」にパフォーマンスが左右されることが1番の課題だった
- 「開発効率が上がる」ぐらいの意識なので、LeSS導入過程でパフォーマンスが落ちる(新しい領域をチームが学習している)ことに耐えられなかったように見える。
楽天 椎葉さんのチーム作り事例
うちと似ているなーと思うところもあるし、うちより洗練されてるなーと思うところもある。さすがな感じ
GMOのレゴスクラム
勉強会・カンファレンス
モンハンスクラム
マイクラとか繰り返し作業ゲーとスクラムの学習は相性が良いのかも
入社1年目の新人がふりかえりを習慣化して学んだこと
その他
スクラム用語を使わないスクラムの説明
スクラムってカタカナ語が多くて人に説明しにくいって言われたので、スクラム用語使わないで説明する資料作ってみた pic.twitter.com/KiFxXjMNgs
— Ryutaro YOSHIBA (@ryuzee) 2021年3月4日
スクラムとアジャイルのおすすめ本
個人的には「アジャイルな見積もりと計画作り」と「エクストリームプログラミング」で良いんじゃないかと思っています
危ない兆候
こう言ってるときは、立ち止まった方がいいかもよ pic.twitter.com/RDsh1oFc8Q
— Ryutaro YOSHIBA (@ryuzee) 2021年3月24日
SmartHR製のプランニングポーカー
リモートでバックログリファインメントをやる際に、物理プランニングポーカーを使うと顔出しする動機付けになるかもなーと思ったり。
ボブおじさんのインタビュー翻訳
CleanAgileが書かれた背景を掴むのに短くまとまっていて良き。
“The New New Product Development Game”とAgile with ScrumとLean
ユニコーン企業のひみつ/訳者あとがき
「ユニコーン企業はなぜスクラムをやってないのか」に対してと思われる原田騎郎さんのツイート
よりよいプロダクト・プロセス・チームを見出すために安定的に不安定な状態を作り出すための枠組みというのがスクラムの立ち位置なので、結果としてスクラムじゃなくなっていくのは自然なこと。それらを見出す過程の中でスクラムが役に立っているといいなぁ、くらいですね。
— HARADA Kiro (@haradakiro) 2021年4月30日