tuneの日記

アジャイル開発、組織変革、マネージメント、ファシリテーションについて学んだことの記録

リリース間隔が開いてようが、開発はアジャイルにやった方が良いのでは?

はじめに Xで「toB SaaSはリリース期間を長く取る必要があるので、アジャイルでない開発プロセスでも良いのではないか? (意訳)」という内容の投稿を読み、自分の中では答えが出ている問いだったのでメモがわりの投稿です。 「リリース間隔は短ければ良い」と…

FaST agileとは

はじめに ログラスさんで取り組もうとしているFaST agileを下記の資料で知り、調べてみました。 はじめに FAST概要 用語 コレクティブ バリューサイクル ロール ツール バリューサイクル内の開発の流れ 1. プロダクトマネージャーの指針表明 2. 自己組織化し…

「プロフェッショナルプロダクトオーナー」を読んで

プロフェッショナルプロダクトオーナー プロダクトを効果的にマネジメントする方法作者:Don McGreal,Ralph Jocham,花井宏行,高江洲睦,水野正隆,斎藤紀彦丸善出版Amazon 翻訳者の皆様から献本いただきました。 こんな書籍です 「アジャイルなプロダクトマネジ…

「アジャイルチームによる目標づくりガイドブック」を読んで #目標づくりガイドブック

アジャイルチームによる目標づくりガイドブック OKRを機能させ成果に繋げるためのアプローチ作者:小田中 育生翔泳社Amazon 事前レビューに参加させていただいた書籍を頂戴しました。この記事を公開した2024年7月15日時点では発売されておらず、2024年7月22日…

大吉祥寺.pmで「組織のスケーリングと持続性」を話してきました #kichijojipm

はじめに 吉祥寺.pmの10周年イベント 大吉祥寺.pmで登壇機会をいただき話してきました。 吉祥寺.pmは「おっ、面白そうな話をしている人が多いな」と以前から存在を知っていたものの機会が合わず、いつか行ってみたいなとずっと思っていた勉強会でしたので大…

期待からはじめる

今年は「今の仕事にワクワクしていません」という声をメンバーから聞く機会が増え、考えこむ機会が増えました。ワクワクとは何だろう・・・ 新しい技術を取り入れること、新しい領域に取り組むこと、プロダクトや事業を大きく成長させること。さまざまなこと…

「スクラムの拡張による組織づくり」を読んで #だいすくらむ本

スクラムの拡張による組織づくり──複数のスクラムチームをScrum@Scaleで運用する WEB+DB PRESS plus作者:粕谷 大輔技術評論社Amazon 著者の粕谷さんから献本を頂戴しました。この記事を公開した2023年8月22日時点では発売されておらず、2023年8月26日発売予…

チームではじめる「アジャイルプラクティス」実践の第一歩 CodeZine Night #3

こんなイベントでした codezine.connpass.com 2023/8/4にCodeZineさん主催の勉強会に登壇し、書籍「アジャイルプラクティスガイドブック」で紹介したプラクティスを実際の事例を交えて紹介させていただきました。 30分の講演のほか、監修の川口さん・松元さ…

スプリント期間中にバックログアイテムを消化し切ったらどうする?PBLの上から取る? #SDNonline

はじめに Scrum Developers Night! Online #14に参加し、タイトルの議論をしました。勉強会運営の方でざっくりまとめていただいていますが、アジャイルプラクティスガイドブックでこの辺りは書かなかったなと思ったので、勉強会で話したことをまとめておきま…

クリエーションラインさん主催の「アジャイルプラクティスガイドブック」ABD読書会に参加してきました

こんなイベントでした creationline.connpass.com 2023/7/11にクリエーションラインさん主催の勉強会 CLMeetup の企画として、Active Book Dialog読書会に参加してきました。書籍発売日が7月20日なので参加者全員が読んだことがない状態です。刊行前のゲラを…

スクラムフェス大阪(栃木トラック)で「技術プラクティスの整理に1年半向き合ってわかったこと」を話してきました #scrumosaka

はじめに 4年連続でスクラムフェス大阪に採択いただき、今月20日に出版される書籍の執筆舞台裏を話してきました。 スクラムフェス大阪は全国各地の地域コミュニティがトラックオーナーとなり、たくさんのプロポーザルからドラフト制で登壇者を選ぶなかなか異…

アジャイルプラクティスガイドブックが7月20日に発売されます #agileprag

昨年から執筆を進めていたアジャイルプラクティスガイドブック (#agileprag) が7月20日に出版されます。 どんな人に向けた書籍か Regional Scrum Gathering Tokyo 2022の登壇をきっかけにお声がけいただき、アジャイル開発に取り組む上で取り入れるとよい技…

PACEモデル - P&Gの責任の割り当てプロセス

複数人で業務にあたるときに、誰が何の責任を持つのか明確にして割り当てるためのフレームワーク。P&G由来らしいのだが調べてもあまり紹介されていない。 'PACE', a tool for peace at work 米P&Gの危機管理体制 | 思考するソーシャルコミュニケーションLabs…

「ゾンビスクラムサバイバルガイド: 健全なスクラムへの道」の感想

ゾンビスクラムサバイバルガイド: 健全なスクラムへの道丸善出版Amazon 翻訳者の皆様から献本いただきました。 こんな本です 「スクラムで開発しているけど成果も感じられず、うまくできていない状態」を指してこの本ではゾンビスクラムと読んでいます。ただ…

2022年1〜3月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事

社内でアジャイル開発を議論するSlackチャンネル #tech_agile に見かけた良記事のまとめです。 ノウハウ・知見 フィーチャーファクトリーにならないように注意 有名なMVP図の解説 デュアルトラックアジャイルの実践 フィーチャーフラグの分類 ユニコーン企業…

「Googleのソフトウェアエンジニアリング」の感想

Googleのソフトウェアエンジニアリング ―持続可能なプログラミングを支える技術、文化、プロセスオライリージャパンAmazon 2021年11月末に発売されてからすぐに入手したはずですが、少しずつしか読み進められず、先日ようやく読み終わりました。 25章ある書…

Regional Scrum Gathering Tokyo 2022に参加してきました #RSGT2022

はじめに 2019年が初回で、通算4回目の参加でした。 Regional Scrum Gathering Tokyo 2019に参加しました - tuneの日記 Regional Scrum Gathering Tokyo 2020に参加しました #RSGT2020 - tuneの日記 Regional Scrum Gathering Tokyo 2021に参加しました #RSG…

「モノリスからマイクロサービスへ」を読んで考えたこと

モノリスからマイクロサービスへ ―モノリスを進化させる実践移行ガイド作者:Sam NewmanオライリージャパンAmazon 2021年に会社で読書会をし、社外の方とも別途読書会をしたほどの本でしたが、タイミングを逃して感想を書いてなかったので残しておきます。 マ…

2021年11〜12月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事

社内でアジャイル開発を議論するSlackチャンネル #tech_agile に見かけた良記事のまとめです。次回からは3ヶ月に1回のまとめに変えてみます。 2020年9〜10月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事 - tuneの日記 2020年11〜12月に社内で共有したアジャイ…

知的コンバットできていますか?

qiita.com この記事はAdvent Calendar for upcoming Regional Scrum Gathering Tokyo 2022 Advent Calendar 2021 25日目の記事です。自分がRegional Scrum Gathering Tokyoに初めて参加したのが2019年のこと。2020年は会社でスポンサーでき、2021年は同僚が…

心理的安全性をもたらすには

この記事はEngineering Manager Advent Calendar 2021 4日目の記事です。 心理的安全性という言葉が一般的になり、その重要性も、誤解(心理的安全性=ぬるま湯とか)も、訂正(心理的安全性は当人が決めるもの)も広まった状況かと思います。 心理的安全性を扱っ…

チームトポロジーを読んで考えたこと

チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計作者:マシュー・スケルトン,マニュエル・パイス日本能率協会マネジメントセンターAmazon 2021年12月1日にTeam Topologiesの翻訳 チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届け…

2021年9〜10月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事

社内でアジャイル開発を議論するSlackチャンネル #tech_agile に見かけた良記事のまとめです。この記事は第7弾で2年目に突入しました! 2020年9〜10月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事 - tuneの日記 2020年11〜12月に社内で共有したアジャイル開発…

スクラムフェス三河 2021でスクラムマスター育成の話をしてきました #scrummikawa

はじめに スクラムフェス三河でスクラムマスターの育成について話してきました。今年は会社からも5名の登壇者が出ており、普段の業務を通じた学びをコミュニティに少しは還元できたかなと思っております。 https://confengine.com/conferences/scrum-fest-mi…

エンジニアリングマネージャーとしてどんなことをしているのか?

はじめに エンジニアリングマネージャーとは? メンバーのサポート・育成・評価 メンバーの状態観察 目標設定・人事評価 後進の育成 日常の労務管理 開発 プロダクトマネジメント エンジニアリングのリーダーシップ 採用・採用広報・アドバイザーの招聘 採用 …

2021年7〜8月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事

社内でアジャイル開発を議論するSlackチャンネル #tech_agile に見かけた良記事のまとめです。この記事は第6弾でトータルで1年間まとめを続けることができました。 2020年9〜10月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事 - tuneの日記 2020年11〜12月に社…

2021年5〜6月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事

社内でアジャイル開発を議論するSlackチャンネル #tech_agile に見かけた良記事のまとめです。この記事は第5弾、次回で祝1周年となります。 2020年9〜10月に社内で共有したアジャイル開発関連の記事 - tuneの日記 2020年11〜12月に社内で共有したアジャイル…

スクラムフェス大阪 2021でシステム思考の話をしてきました #scrumosaka

はじめに 今年もスクラムフェス大阪でプロポーザルを採択いただき、話してきました。 confengine.com 社内で向き合う課題が段々と複雑に・難しくなってきているため「システム思考」を布教することが増えてきています。 ただ「これ読んでおいてー」ですむよ…

#JBUG 広島 #8 でRettyでの改善取り組みを話してきました

2021年6月13日に行われたJBUG 広島 #8でRettyでの改善取り組みを話してきました。以前 LeSS Studyで紹介した内容 をベースにした再演です。 jbug.connpass.com 4月に刊行されたユニコーン企業のひみつと絡めて話して欲しいという話があり、アジャイル/スクラ…

カジュアル面談で話すとよさそうなこと

Photo by Christina @ wocintechchat.com on Unsplash はじめに 先日heyさんの採用イベントで公開カジュアル面談をさせていただきました。 hey.connpass.com 「できるだけ本当のカジュアル面談に近づくようにやりたい」というhey 勝亦さんの希望もあり、事前…